小畔川通信

 川越市内を流れる小畔川の日々その他をお伝えします。

木端いじり

 今回の一大決心は福島県田村市船引にあるモールの100円ショップに立ち寄ったことがきっかけとなったのです。
 糊とお歳暮用の熨斗紙(この字でいいのか?)例のお歳暮とかお祝いとか書いて贈り物の表に貼る紙です。
 探していたら角材が目につきました。
 僕を削ってと訴えているようでつい買ってしまったんです。
 何が目的かというとそれはこれだったのです。


PC260007.jpg

 昨夜9時過ぎに思い出しました。
 角材を確保していたんだ。
 普通であればもう寝ようかなと思っている時間ですが、虫が疼きました。
 それでここから作業開始なのです。
 木材の種類は解らなかったのですが非常に軽い、そして削りやすいので、桐、ホウ、このあたりかなと見当をつけています。
 まず、のこぎりでゴリゴリやって板にしまして、それから切り出しナイフでコリコリの予定です。
 最後に錐で穴をあけて完成。
 と楽勝ムードで開始しました。


PC260010.jpg

 板を取って、ここまではできますよね。
 それを寸法に合わせて削ります。
 この辺りは目分量で現物合わせで削っていきます。
 このナイフ如何ですか?
 一寸お気に入りになってしまいました。
 名古屋出張で駅前の東急ハンズをブラブラしていたら目につきまして買ってしまいました。
 沖縄に送ったと同じような感じです。
 これは手にしっくりとなじんでくれまして、うまく削れます。
 平刃からカーブへとのうつり具合がちょうどよく作業が楽です。
 そして削りだしたのが一番下の木端です。

 


PC260015.jpg

 ここまでくれば何か解ってしまいましたね。
 現物合わせはこの部分でした。
 厚さとカーブを同じくします。
 
 なかなか難しい。
 当然ですね、初体験ですし、ふとした思い付きから始めた作業ですから。
 計画も何もあったのんじゃないんですよ。
 手当たり次第。



PC260017.jpg

 本物はこうなっています。
 これを見よう見まねでやってみたのです。




PC260018.jpg

 刀身を外して柄の部分のみを再現してみました。
 普段は刀身は白鞘に収めておくので、鍔飾り一式はその辺に置きっぱなしです。
 これじゃいつかなくなってしまいそうなので作ったのです。

 自画自賛!
 初めて削ったにしてはなかなか良くできました。
 寸法も目分量、手で触った感じで刃の部分を削りハバキを合わせました。
 鞘の中も刀身の柄の部分を参考にこんな物かとやってみました。

 飾り物としては問題がなさそうです。



PC260012.jpg

 何時もはこの状態で白鞘の中に納まっています。
 
 一寸この脇差の由来について、講釈を垂れてみますと。
 藤原朝臣倫国と柄の表に銘文が打ってあります。
 長さ52.3cm
 戻り1.4cm
 目釘穴 1個
 これで銃刀剣登録をしています。

 砥ぎ師によりますと仙台郊外若林区あたりに住んでいた刀鍛冶が作ったもので江戸中期の作だそうです。

 奥の実家の神棚に上がっていました。
 御先祖様が自分で砥いでいたそうで錆錆で刀身は崩れ無残な姿で眠っていました。
 どうにかしようと平成18年に砥ぎ師にお願いしてやっとこの姿に戻りました。
 上砥ぎまでお願いしましたが、ここまで姿が戻るとは正直思ってなかったのです。
 暮れに刀の神様が呼んだようです。



 
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テーマ:ハンドメイド - ジャンル:趣味・実用

  1. 2010/12/26(日) 08:15:55|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
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コメント

うーん、総てが美しい。
  1. 2010/12/27(月) 09:37:32 |
  2. URL |
  3. しろさぶろう #-
  4. [ 編集 ]

jetpapaさん おはようございます。
真剣も素晴らしいですけど、素敵なナイフですね、鍛冶屋の血がゾクっとしちゃいます。
若い頃は洋物のナイフに憧れがありましたが、最近は日本の刃物に魅力を感じます。
  1. 2010/12/27(月) 10:02:27 |
  2. URL |
  3. Megaceryle lugub #JalddpaA
  4. [ 編集 ]

 しろさぶろうさん こんにちわ

 ありがとうございます。
 頑張った甲斐がありました。
 誰も我が家では成果を認めてくれませんから。
 
  1. 2010/12/27(月) 13:24:22 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

 Megaceryle lugub さん こんにちわ

 小刀の刃の脇に「品之作」と刻印が入っていました。
 こんな小刀がいいですね。
 一生物と思っています。

  1. 2010/12/27(月) 15:16:53 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

初オイカワをゲット出来ました。

こんにちわ
今日も小畔川へ行きました。
ご教示頂きましたように日中から釣り始めフライフィッシングで始めてのオイカワを釣り上げる事が出来ました。
これからも小畔川へは通わせて頂きます。
  1. 2010/12/27(月) 18:35:11 |
  2. URL |
  3. ヨシ #-
  4. [ 編集 ]

 ヨシさん こんばんわ

 ついにやりましたね。
 記念すべき初一発の姿見せてもらいました。
 立派なものです。
 最初の一歩を踏み出したら二歩三歩、そしてズーーとオイカワに魅せられてしまいます。
 小畔川でお会いしましたらよろしくお願いします。
  1. 2010/12/27(月) 19:36:44 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

おはようございます

年末にふさわしい作業。
ピタリと納めるのは大変ですね。
ぴたりとはまった時は気持ちの良いモノ。
いろんなものを納めて年末を迎えたいです。


  1. 2010/12/28(火) 08:50:48 |
  2. URL |
  3. ジョニー #JalddpaA
  4. [ 編集 ]

日本刀、美しいですよね。
美術館で見る真剣でも特に飾りではない、
背景にある実用品としての恐ろしいまでの美しさがあるように感じます。

以前、日本刀の残欠をナイフに研ぎなおしたものを買おうか悩んでやめました。
先祖伝来の由来のはっきりしている日本刀だったらともかく、
かつて実用品として使われた日本刀だったり、試し切りなんかしていたら
何かが刃から正体不明のものがモワモワと出て来そうで(笑)

でも、いまだにちょっと欲しい・・・
ウチの日本刀はみんな銃弾になったそうです。

jetpapaさんの刀もほら、鞘から抜くと露が付いていたり、
わなわなと手が震えて目が吊り上がってきたりしません?

TVの見すぎです、ハイ(笑)
  1. 2010/12/28(火) 10:01:03 |
  2. URL |
  3. いわなたろう #-
  4. [ 編集 ]

 ジョニーさん こんにちわ

 ぴたりと納まりたかったのですがガタガタっと入りまして、隙間が空きました。
 その辺が不器用でロッドなんぞ全然作れないjetpapaの真骨頂というものです。
 でも形になったので満足しておりますよ。
  1. 2010/12/28(火) 15:27:05 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

 いわなたろうさん こんにちわ

 この刀も血を吸っているのです。
 呪われているのでしょうか??
 最初に砥ぎあがった時に鞘を外して刀身を検証しよとしてチョコット刃にさわったら切れました。
 とってもよく切れることがわかりましたんでその後気を付けて雑に扱っています。
 この鍔が面白いんですよ。
 鞘にしまうときに鍔鳴りがしますよね。
 チーンと良い音が出るのは金の含有量が多い証拠。
 鉄だけではガチンと音がしてハイそれまでよ。
 このあたりに昔の人の粋が感じられます。
 この揃えの鍔鳴りはチーーーーーンと良い音がします。
 結構お気に入りです。

 もう一つ僕の実家から持ってきた鍔は山城の国何じゃらとか銘が入っていますがこれは音が悪い。
 金がほとんど入っていないようです。
  1. 2010/12/28(火) 15:41:57 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

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