今回はHooking あわせです。
オイカワはフライを咥えてから、こりゃ餌じゃないと判断して放すまでの時間はとんでもなく早いのです。
ドライの釣りが難しいのはここにありまして、また、この釣りに熱くなるところもここにあると言えます。
ドライとウェットでは全く違ったあわせとなります。

ドライに出たオイカワです。
小畔3号をフラフラフラっというキャストでホワホワホワっとプレゼンテーションしたらパックンと食ってきました。
ここであわせを入れないと鈎がかりしないのです。
どんなあわせが必要でしょうか。
いわな、やまめ、オイカワと鈎を咥えている時間が短くなります。
当然、ドラッグがかかると通常はドライフライを咥えません。
鈎は#21前後ですからほんの数ミリ動くだけで鈎は刺さるはずですね。
オイカワの大きさはどんなに大きくても15cm程度、小畔アベレージは10cm、小物は5cmぐらいから喰ってきます。 ということは、大合わせでHookingしたら魚は吹っ飛んできます。
毎回後ろの草むらを、魚は何処??と探さなければなりません。

イワナが0,5秒以上、ヤマメが0,2秒ぐらいはフライを咥えていると言われています。
このヤマメもパラシュートをパックンと咥えたので喰ったなと合わせたら良い具合に閂に鈎がかりしました。
オイカワが凄いんですよね。
0,1秒以下と言われています。
何時も釣っている方は十分に体験していることと思います。
オオオオとか、アレとか、ヨッシャとか思わず声を出してしまう程、熱くなってしまいます。
できるだけHoookingの確率を上げるためにはどうしたら良いでしょうか。
気持ちとしては鈎を10cmぐらい素早く動かすのです。
先に説明したとおりドラッグがかかるとまず喰いません。
かといってフライラインが緩んでいるとあわせを入れても鈎先まで力が伝わらないのです。
どうしましょうか?
ハイ、ラインスラッグを取りながらの釣りです。
渓流でやる手順です。
ラインが流れて手元に寄ってきたらその分、手繰って行く訳です。
僕はエイトフィンガーを主に使っています。
ラインが緩んでいなければ、リーダー、ティペットでドラッグがかかっていない状態でも十分に鈎先まで力が加わります。
右手でロッドを素早く合わせると同時に左手はラインを引きます。
これで素早いあわせができます。
ロッドはほんの少し動かすだけで十分です。

この合わせを上手くできるようになると別のメリットがあるのです。
このいわなは40cmあります。
大合わせを入れた瞬間に反転したら恐らく0.6号のハリスではあわせ切れになってしまうと思います。
オイカワのあわせが上手くできるようになるとこんな大きないわなでもあわせ切れが無くなります。
僕はオイカワが主ですが、時々渓流にも行きます。
あわせ切れが無くなりました。
(大物が釣れないということかもしれません)
ドライでは通常フライが着水とほぼ同時に喰ってきます。
横で魚の動きを見ていると、底から素早い動きで飛び出してきます。
食いが立っている時は、勢い余って水面から飛び出してきます。
フライが着水したら直ぐ食ってくると思ってあわせの準備をしておくことが大事ですね。
このあたりが、ヤマメ、イワナと大きく違うところかと思います。
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テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2011/08/29(月) 21:07:20|
- オイカワ釣り入門
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そんなことも知らないのかと言われてしまうかもなんですが、アワセる、バイトする、バイト中ルアー釣りの場合リールを巻き魚をよせる、とは違ってFFは引っ張りながよせる??リールで巻きよせるときはあるのですか?
- 2011/08/29(月) 22:31:47 |
- URL |
- カワセミ #-
- [ 編集 ]
おいらはフィギュアエイトは苦手で
パーミングを使ってます^^;
おいらは意外とポジティブで
何を狙っていても着水=合わせる体制
をとってます^^www
確かに合せの大きさで合せ切れは防げますよね^^
補足
大型魚を釣った時のリールでのやり取りも
最高ですよね?w
お邪魔しました
- 2011/08/30(火) 01:33:00 |
- URL |
- toらうと #-
- [ 編集 ]
カワセミさん おはようございます。
よく質問して下さいました。
基本的にルアーとフライではリールの使い方が違うのです。
ルアーでは、積極的にリールを使い巻き取りアクションを加えますが、フライではリールを使う事は通常無いのです。
手にラインをためていくのです。
つまりキャストの仕方が違います。
フライラインの重さを利用して遠くまでキャッストをする訳で鞭のように使います。
そのため一回ごとにリールにラインを巻き取ってしまうと次のキャストがとっても面倒くさくなてしまいます。
唯一リールを使うのは、俗に言うラインファイトです。
大物がかかって長時間のやり取りをしなければならない時に使います。
これも大したドラッグ機構がある訳じゃなく(一部の優れたドラッグ機構を持つアーバータイプを除く)手の感覚で巻いて、ドラッグはリールのスプールを手のひらで押さえたりしています。
管釣りでは時々大物がかかって経験していますが、渓流では一度も経験がありません。
ラインファイトは、コイ釣りの時に行っています。
60,70cmのコイがかかると一発でラインを持って行かれます。
バックラインまで出てしまうことがありこの場合、リールを使ってのやり取りになります。
オイカワ釣りでは手にラインを持ったりそのまま足元に垂らしたりして釣っています。
- 2011/08/30(火) 05:30:55 |
- URL |
- jetpapa #-
- [ 編集 ]
toらうとさん おはようございます。
魚の能力は凄いと思います。
空中を飛んでくる虫がポトリと水面に落ちるのをしっかり見ているし、落ちた瞬間に、状況にっては空中にあるうちに食ってきますからね。
何時でも合わせられるように気合を入れておかねばなりません。
リールファイトは湖での大物、川ではコイ、ニゴイ、ナマズ、バス等の大物がかかった時ですね。
この場合もあわせ切れをしてしまったらリールファイトの楽しみがありません。
ドキドキしながら楽しんでおります。
オイカワ釣りが役に立っています。
- 2011/08/30(火) 05:38:53 |
- URL |
- jetpapa #-
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昔はよく後ろの草むらに飛んでしまいヤマメもオイカワも捜索願いを出してました(笑)
改めて自分がどうやって合わせているだろうと考えてみたら
ロッドを小さく半時計回りに素早く回して、フライラインを水面からパン!持ち上げて或いは左手で素早くラインを引いて合わせていました。
あわせ切れは本当に無くなりますね。
ルアー釣りや他の餌釣りでもあわせ切れは皆無です。
- 2011/08/30(火) 10:41:49 |
- URL |
- Megaceryle #JalddpaA
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Megaceryleさん こんにちわ
何匹も吹っ飛ばしてオイカワのあわせを覚えました。
小畔川にオイカワを釣りに来られる方の中にも最初はホームランのあわせで始まって最後はビシッと素早い小さなあわせを体得して帰られる方が何人も居ますよ。
問題は早合わせになってしまい、渓流に戻るとしばらくタイミングがずれてしまうことでしょうか。
しかし、良く考えてみると必ず口に掛るので、魚のダメージは最小限になり、キャッチアンドリリースが前提の釣りでは言うこと無しです。
- 2011/08/30(火) 16:06:38 |
- URL |
- jetpapa #-
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こんばんは
フライやったこと無いので
少々質問を
ヤマベの流し毛針は
テンションかけながら流しますよね
アレはドライの考えでなくウェットの考えなのでしょうか
とんちんかんな質問ですが(笑)
- 2011/08/30(火) 21:31:10 |
- URL |
- ジェロ #d3xRQPUk
- [ 編集 ]
小学校の時から28歳現在に至るまで色々な釣りを小畔でしてきましたがFFは特に難しそうです、、久々にこの間名栗でリールでスプーン、福島で脈釣りでイクラ、最近はずっとテンカラ毛鉤ですがどんな釣りでも?バイト中ライン?を出さないため手で押さえる?んですよね?やった事がないですしやっぱり難しそうですよFF!しかしながらですが魅力的ですねFFは!!もう少しなのにのポイントに飛ばせる!!リールとも似てますが大分違います!!、、、大物の時リールファイト?はその前に垂れたラインを処理してからですよね??垂れたラインをいつ処理してリールファイトですか?? 必ず小遣い貯めてFFを経験したいためFFオイカワ釣り入門で勉強中です、、、ごめんなさい、色々教えてください!
- 2011/08/30(火) 22:48:22 |
- URL |
- カワセミ #-
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ジェロさん おはようございます。
毛バリの流し釣りは当にウェットの釣りのように思っています。
通常フライでは1ないし2本の毛バリでウェットを行っていますが、これを数本付けているのが流し毛バリと思います。
誘いの鈎、喰わせ鈎とよく考えられています。
斜め下流に振り込んでターンさせるところも狙い方が同じように思います。
違いは一か所です。
流し毛バリは、流速にもよりますが、ほぼ水面直下を意識した釣りですが、ウェットの場合はテンションを緩めてフライを沈めることができます。
そのため、ある程度の垂直の範囲(深場)も探ることができます。
テンションをかけるとフライが浮き上がってきます。
ここが俗に垂直のターンと言われよく喰ってくるところです。
- 2011/08/31(水) 02:50:13 |
- URL |
- jetpapa #-
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カワセミさん おはようございます。
FFは決して敷居の高いものじゃないですよ。
カワセミさんは餌釣り、ルアー、テンカラとやってますから一発でOKだと思います。
フライから釣りに入る方は釣りのすべてを学ばなければなりませんが、キャスティングができれば後はどの釣りもそんなに変わりはないと思います。
これだけは我流にならないよう経験者(基本ができている方です。)に最初は見てもらったほうが宜しいかと思います。
僕は我流で始めたから、へたくそで癖が付いてしまい修正がなかなかできません。
最初が大事と思います。
テンカラとそんなに変わりませんから直ぐにできると思います。
小畔川でオイカワを釣っている方はほとんどがベテランさんですから、気軽に教えてくれると思いますよ。
- 2011/08/31(水) 04:54:39 |
- URL |
- jetpapa #-
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jetpapaさん、おはようございます。
僕の感覚ですが、魚が毛鉤をくわえてから違和感を感じて吐き出すまでの時間は、岩魚2秒以上、山女魚1~2秒、オイカワ1秒以下くらいに思ってます。
FFを始めた頃は超ショートシステム(ティペットなし)で、山女魚はコンマ数秒で吐き出してしまいアワセられませんでしたが、今はティペットを長くして弛ませるようにしているので、放っておいても飲み込まれるようになりました^^;
ところが、オイカワだけは長いシステムにしても1秒以下位なんです。
やっぱり、口が小さいのも理由の一つなんでしょうか?
アワセについては、ダントツで手強いです!
それも面白さの一つかと思ってます。
- 2011/08/31(水) 07:15:38 |
- URL |
- しげ #e6ZOnptg
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しげさん こんにちわ
ヤマメ1~2秒、いわな2秒以上って凄いことですね。
ロングリーダーシステムの成果ですね。
これなら百発百中のあわせができます。
でも、僕はあんまり長くしてしまうと絡まってしまい収拾がつかなくなってしまいますので、仕掛けは竿いっぱいまでとしています。
ウルトラアイという番組を覚えているでしょうか?
NHKの番組で曜日は忘れましたが、7時半から山川静夫アナウンサーの司会で科学的に物事を解説してくれる番組でお気に入りでした。
一寸古い話になります。
この番組でテンカラ名人が出てきました。
その中でヤマメ0.2秒イワナ0.5秒という数字が出てきたのを覚えていました。
名人曰く、ヤマメは喰ってから合わせたら絶対に釣れない。
水面が動いたり、キラッとしたり普段と違う状況になったら合わせると魚が喰った瞬間に鈎がかりすると言っていました。
人の反応時間と予測行動について判り易く解説してくれたと思っています。
オイカワの反応は絶対にヤマメより早いのでとりあえず0,1秒ということにしました。
ところがこの0,1秒という時間に対してあわせができます。
人の能力とは素晴らしいと思います。
訓練と予測による行動の融合とでも言ったらよいのでしょうか。
ある程度ここで必ず出るという心構えをしているとかなり素早い反応ができる訳です。
そんなつもりで釣っています。
ですから、集中できない時は外ればっかりになってしまいます。
オイカワは奥が深いです。
- 2011/08/31(水) 12:38:05 |
- URL |
- jetpapa #-
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こんにちは
おっきい岩魚ですねぇ
釣ってみたい、食べてみたいです(^^)
- 2011/08/31(水) 13:57:19 |
- URL |
- とあ #-
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jetpapaさん、こんばんは。
テンカラの私ですが、FFオイカワ釣り入門、ものすごく参考になります!
私のオイカワ釣りは主に2パターンあって、
①ダウンクロスに流して細かな逆引きを繰り返す(魚は出るまで見えない)、と乗ってくる。
②高い位置からヘチ等を狙ってキャストし、魚が出るのを見て掛ける(0.1秒!?)
ライズのある夕マヅメなら①の方が数が釣れますが、②の方が面白いし、日中でも釣れます。
なんにせよ、面白くてついつい熱くなっちゃいますね。やっぱりアワセが強くて、良く後ろに吹っ飛ばしちゃいます。
活性の落ちるこれからの時期、さて、どうやって釣りましょう???
- 2011/08/31(水) 19:17:15 |
- URL |
- シロ #-
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とあさん こんばんわ
このいわなは管理釣り場で釣ったものです。
このぐらい大きさですと燻製、塩焼き、刺身で食べられます。
美味しいですよ。
- 2011/08/31(水) 21:12:31 |
- URL |
- jetpapa #-
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シロさん こんばんわ
テンカラもFFも同じですね。
やっぱりドライに熱くなってしまいます。
0.1秒と書きましたが、どちらも最短時間です。
人間の反射神経ではまず釣れないそうで、予測運動が反射的にあわせ動作をしているとか。
そんな中で少し長く咥えたオイカワが釣れるようです。
着水と同時のバイトはなかなか釣れないので熱くなりますよね。
これを釣った時は思わず心の中でガッツポーズです。
小畔川では12月まで例年オイカワと遊べます。
今年は1月に川鵜の大群がやってきて大きいのを食べちゃったら壊滅状態になりました。
一昨年は通年釣れました。
今冬は川鵜に食べられないよう願うばかりです。
- 2011/08/31(水) 21:29:55 |
- URL |
- jetpapa #-
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