小畔川通信

 川越市内を流れる小畔川の日々その他をお伝えします。

最後のご奉公 川越藩火縄銃鉄砲隊

 4月1日から現役復帰と相成り3月31日には任地である愛知県に出発する。
 そんな日も詰った3月28日土曜日、小江戸川越春祭りの開幕となった。
 開幕行事の一つ、川越藩火縄銃鉄砲隊の演武、行列が実施され本陣副将として参加させていただいた。
 400年前から伝わる鎧兜を身に着け即席の武将として参加させていただいた。
 鉄砲に触ることはなく本陣の武将としての立居振舞である。
 鎧兜を身につけ隊列に加わると武将になったように不思議と心根が立ち居振る舞いが凛としたのである。
 当然のことではあるが全くの素人新参者である。
 そんな私が滞りなく無事、完遂できたのは古参の方方の適切な助言、ご指導のおかげで心から感謝する次第である。

10995556_1583633115212467_83491953552871513_n.jpg
獅子の会(渡邉志摩政幸殿)画像

 
 考えることがあり、寺田図書助勝廣殿率いる獅子の会、川越藩火縄銃鉄砲隊保存会に入会させていただいた。
 会長自らの面接をご自宅で受け晴れて準会員として入会を認められた。
 火縄銃鉄砲隊、古来から伝わる川越藩伝統の作法にのっとり火縄銃鉄砲の取り回し射撃を演舞することに目的を持つわけである。
 甲冑を身に着け、戦国武将の姿で演武を披露する。
 火薬を使い実際に射撃をする。
 実包は撃たないが、黒色火薬を使用し空砲を撃つ。
 ここで何故準会員かということである。
 一年間の活動内容を吟味し、複数の幹部会員の評議により振る舞い、人格を評価し足る者を正会員として迎えるとのことである。
 定められた手順に従って、会長の指揮の下、整斉と演武がなされる。
 格式を重んじ、演武を行うのである。
 一朝一夕にできるものではなくしっかりとした見取りの後に、正会員として認められた場合に火縄銃を扱うことができる。
 甲冑、火縄銃、全て伝統の物であり古来の製法で作られた物を使用している。
 徳川初期からの甲冑、刀剣そして火縄銃を身に纏い、行動するわけである。
 伝統の本物を使用することに重要な意味がある。
 保存会であるから形、振る舞いを古式のまま行うことに意義がある。

 今まで、川越伝統の祭り、古式の保存会などに参加することはなかったが、一年間ユックリと時間を過ごし何か川越のことに関わりたいと思っていたところ、渡邉志摩政幸様のフェイスブックに入会のお誘いがあった。
 事情により時間が限られていることを含めて志を面接で話したところ、快く迎え入れていただいたのである。
 川越を離れるにあたり、心に残る出来事となった。
 名古屋に赴任し、しばらくは小江戸を離れるが、本会の行動にはできるだけ参加したいと思っている。

IMG_0086.jpg
獅子の会(ふなばし殿)画像

 ビックリしたのは演武観覧の方方である。
 観光客の方々、カメラマンの方々が沿道を埋め尽くし歩道からはみ出るようにして観覧、写真撮影をされていた。
 生涯でこれ程の写真を撮られたのは初めてである。

 祐筆 外記殿 撮影画像がこちらに掲載されているので是非ご覧くだされ!
 
 鉄砲の発射音に初一発目はほとんどの方が度肝を抜かれる、びくっと体を震わせていた。
 射撃をするわけであるから発射音がすることは判っているはずであるが、予想よりかなり大きな音が、煙が出るので反射的に体を震わせるのである。
 本陣に位置する副将として参加したので、演武間は床几に腰を下ろし特等席で披露を視察する設定であるから、射撃の瞬間の沿道の観覧者を極めて良く観察することができた。
 場所を変える度、初一発の時の反応は全く同じくびくっとするのである。
 ほとんどの方は体を丸く曲げる動作をする。
 中には逆に反り返るように見えた方もいた。
 行動間の作法を事前に聞かされていた。
 話すべからず。
 よそ見をするべからず。
 姿勢を正すべし。
 
 
 最高の餞となった。
 
 
スポンサーサイト
  1. 2015/03/29(日) 20:25:59|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:20
<<名古屋で新生活?? | ホーム | 今季最後の寒波に負ける!>>

コメント

jetpapaさん、こんばんは。

凄いですね、鎧兜!カッコいいです。
重量もかなりあるのではないでしょうか?
この様な、歴史、文化保存の活動は次の若い世代に興味を持ってもらう機会として凄く良いですね。
ちなみに、jetpapaさんの武者姿の全身写真が見たかったです(笑)
  1. 2015/03/30(月) 00:24:26 |
  2. URL |
  3. うお #-
  4. [ 編集 ]

 うおさん

 獅子の会に参加させていただき感謝感謝です。
 できれば昨年中に入っておきたかったというのが本音です。
 この後も、演武を各地に遠征して行われます。
 活動の範囲は広く、会長のお人柄が良く判ります。
 沿道の方方、プロもどきのカメラを抱えた方が沢山居まして沢山撮られましたが、僕の所には大きな画像は無いのです。
 blog読んでいらっしゃる方で良い画像があったら送って欲しいのが本音です。
 後でメールします。
 なお、フェイスブック小江戸川越会というのがありましてこちらにが出ていますよ。
 僕も投稿しています。
  1. 2015/03/30(月) 05:40:31 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

古式鎧兜を身に着けると文体も変わりますね(笑)

「小江戸川越春祭り」は不覚ながら知りませんでした
少なくとも自分がこのあたりに住んでいたころにはなかったかと・・・
いつごろから「川越藩火縄銃鉄砲隊の演武」はあったのでしょうか?

良い天気に恵まれてよかったですね
  1. 2015/03/30(月) 07:55:25 |
  2. URL |
  3. ねずみおやじ #s.Y3apRk
  4. [ 編集 ]

 ねずみおやじさん

 そのとおりですね。
 お茶ら毛は書けませんからね。
 規律正しく非常にまじめな集団です。
 この会の活動についてリンクを張りました。
 是非ご覧ください。
 私のような新参者にも暖かく誠意を持って接してくださいました。
  1. 2015/03/30(月) 08:03:07 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは

お疲れ様でした
天気に恵まれ・・・暑かったんじゃないですかこの装備は
会の皆様も親切そうな方々のようで何よりです
暫し小畔を離れるのですか?

うちの本家も古くからの旧家だったので
本物の鎧や大薙刀や刀剣類。弓類があったそうですが
戦争でほとんど持って行かれ
どうしても手放せないものは隠して
現在鎧と大薙刀と刀剣が残っていますが・・・
家が家だけに絶対使用しているので手に触れさえしていませんでした
鎧は着た事あるのですが・・・あれフルセットで着たら・・・
本当に戦えるのか?と思うくらい動きにくかったです
でも確かに着ると凛とするというか・・覚悟ができる着用物でした


  1. 2015/03/30(月) 10:25:07 |
  2. URL |
  3. YUTKUN #-
  4. [ 編集 ]

 YUTKUNさん

 暫し、小畔を離れますが時々状況確認に帰ってきますので。

 鎧兜、大薙刀、刀剣、弓が伝わるとは恐れ入ります。
 相当の格式ある御家系ですね。
 こういったものを代々受け継がれるのは非常に名誉なことではないでしょうか。
 先達のことを思い忍び武具を手入れするのも素晴らしいことです。
 先の戦争で、武具類を供出されたとのこと、もったいない。 
 逃れて伝わっているものを大事にしてください。

 
  1. 2015/03/30(月) 14:07:43 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは^^

いやー、こういうの良いですね。興味あります^^。

>形、振る舞いを古式のまま行うことに意義がある。

うん、全くその通りですね。素晴らしい!

> 一年間の活動内容を吟味し、複数の幹部会員の評議により振る舞い、人格を評価し足る者を正会員として迎えるとのことである。

さすがは伝統ある会ですね。TNKも準会員制度を採り入れますか(笑。
  1. 2015/03/30(月) 14:16:50 |
  2. URL |
  3. farwater #-
  4. [ 編集 ]

jetpapaさん
床几にデンと構えた姿、なかなか様になって凛々しいですね。
参加されている皆さんの表情もキリッとされて、さすが本物の甲冑を纏うと身が引き締まるのでしょう。
伝統文化の保存に関わること、地域に根ざした活動をすること、少しずつ大切なモノが何であるかこのところ分かるようになってきました。でもなかなか一歩が踏み出せません。
我が家内はそれをやる、だから頭が上がりません。
  1. 2015/03/30(月) 14:36:17 |
  2. URL |
  3. numassan #-
  4. [ 編集 ]

 farwaterさん

 これは良いですよ。
 小江戸川越には最適の活動です。
 甲冑を付けると気持ちが引き締まって別人になったような気がしました。
 新参者がそれなりに立ち居振る舞いができたのは、会長自ら鎧兜を装着してくれました。
 また、古参会員が草鞋を履かせてくださいまして、沿道では指揮棒の持ち方、床几への座り方まで細かく指導してくださいました。

 TNKも準会員制度を取りますと細かい指導が伴うことになるのであります。
 僕は釣りはそっちのけになってしまうので面接失格カモ??
  1. 2015/03/30(月) 20:39:16 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

 numassan

 新参者は鉄砲を触らせてもらえませんので、本陣を勤めさせていただきました。
 年の順でしょうか、副将ということに相成りました。
 地域の活動に参加するとまた輪が広がって、いろいろな分野の方方と知り合いになれますし、楽しい。
 奥様とご一緒に活動されては如何ですか?
 新しい世界が開けるかもしれませんよ。
  1. 2015/03/30(月) 20:50:44 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

jetpapaさん

こんばんは
伝統を大切にされ、それに馳せ参じる方々の
凛とした姿、振る舞いを拝見させて頂きました。

釣りとは別な良い世界をもたれて羨ましいです。
川越ならではの地域の古武を継承される。
参加された方々の本気どが伝わってきます。

赴任地からの発信もお待ちします。
  1. 2015/03/30(月) 22:48:56 |
  2. URL |
  3. 奥武蔵の山人 #-
  4. [ 編集 ]

jetpapaさん
こんばんは

1年間の準会員という規則が
いいですね
品位を感じます


木曽三川ですかぁ
羨ましいです
えっ違う(笑)



  1. 2015/03/30(月) 22:50:53 |
  2. URL |
  3. ジェロ #d3xRQPUk
  4. [ 編集 ]

 奥武蔵の山人さん

 古式を学ぶのは大好きです。
 川越に越してきて最初にやりたいと思ったのは川越祭りに披露される山車の上で演奏されるひっかわせ!
 あれだったんです。
 関係者にお話を聞くと町内に住んでいることが条件であり、推薦が必要と聞き、あまりに敷居の高さにひるんでしまいました。
 山車が向き合って自分のペースに持っていくひっかわせ。
 心がおどります。
 あの笛を吹きたかったのです。
 思いがくすぶっているところに火が付いたのが、川越藩火縄銃鉄砲隊でした。
 この会に迎え入れられたことをとても喜んでいます。
 残念なのは、もう一年早く、時間が十分にある時に始めたかったです。

 奥武蔵の山人さんともお会いしたかったのですが、少し先送り!
 楽しみは取っておいた方が、もっと楽しくなるそうです。

 それでは行ってまいります。


  1. 2015/03/31(火) 06:05:02 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

 ジェロさん

 なかなか火縄銃は触らせてもらえません。
 演武の迫力、痺れました。
 活動を継続して正会員になれるよう精進したいと思っています。
 それには、釣りを真剣にやることと結論が出ました。
 暇さえあれば釣りまくる。
 真剣勝負でお魚と向き合う気概をを通して鍛錬します。
 木曽三川・・・・堪らん!

 それでは行ってまいります。
  1. 2015/03/31(火) 06:09:46 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

jetpapa さん、こんにちは。
見事な武将姿ですね。 新参者とおっしゃいますが威風堂々として風格が感じられますね。
お写真を拝見して感激しました ! ! (^^)
コメントを寄せられているみなさんもおっしゃってますが、
〝古式のまま行うことに意義がある〟いいですね。
その先にある現代人が忘れてししまった精神性をボクも感じてみたいです。

  1. 2015/03/31(火) 12:33:26 |
  2. URL |
  3. Gran Lusso #-
  4. [ 編集 ]

伝統文化を守っていくのは多くの困難があると思いますが、素晴らしい活動ですね。少し違いますが仕事でこういう関係のお手伝いをさせていただいているのでこんな活動の写真を拝見すると嬉しくなってしまいます。
名古屋に来られるのですね。常滑には窯業関係の知り合いがおります。海も川もあって楽しそうですね! 
  1. 2015/04/01(水) 23:13:16 |
  2. URL |
  3. ふぐ使い #uvrEXygI
  4. [ 編集 ]

おはようございます。

ビックリしました。
Jetpapaさん、鉄砲隊に入られたのですね。
おめでとうございます。
今回の春祭りは体調が悪く、行けなかったのですが、無理してでも伺えば良かったと、後悔しております。(汗)

次の機会には、是非撮影に行きたいと思います。

名古屋に赴任されるのですね。ご武運?を願っております。
  1. 2015/04/02(木) 07:44:24 |
  2. URL |
  3. glorysot #-
  4. [ 編集 ]

Gran Lussoさん

身に余る御言葉有難うございます。
こうして見栄え良く姿形を整えられたのも会の皆様の微に入り細に入りのご指導のおかげです。
装束を整えるにあたり着物、袴に始まり足袋の履き方。
鎧の装着は脛当てから始まり順番に、鎧通し、太刀を挿して終了。
兜は紐の結びつけまでして貰いました。
次回に備え少し勉強しなければと思いました。
名古屋に赴任しましたが、会の行事は都合が合えばできるだけ参加したいと思っています。
  1. 2015/04/03(金) 06:44:58 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

ふぐ使いさん

昔から伝わる技を伝承するのは、素晴らしいです。
どの様なお仕事か推し量ることはできませんが、常滑の窯業関連ということから焼き物、陶芸関連の事かなと思いました。
常滑の丘の上レンガ造りの古い煙突が残っている風景が好きです。
出張で時々宿泊していたところでしたので、散歩で歩きました。
競艇場もあるし、その先の港はチヌが釣れるので魅力一杯です。
  1. 2015/04/03(金) 06:57:38 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

glorysotさん

鉄砲隊に新参者として入隊させて頂きました。
昨年度は一年間自由に過ごせる時間を持っていたので、もっと早く鉄砲隊の事を知っていればと、後悔したのが本音です。
新しい生活を始めるにあたって時間がない時にやりたい事が見つかりました。
春祭りの演武に参加させて頂け、私にとっては密度が濃い出来事となりました。
名古屋に来てしまいなかなか行事参加は難しいのですが、継続したいと思っています。

groysotさんとはいつかお会いしましょうと言いながら実現でなかったですね。
伊丹単身赴任中もお近くに出張があると聞いていましたが、実現できませんでした。
今のところ、一年限定の仕事のつもりです。
名古屋周辺に来られましたらご連絡をお待ちしています。

写真、撮ってもらいたかったです。
これが一番残念でしたよ!

  1. 2015/04/03(金) 07:18:59 |
  2. URL |
  3. jetpapa #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://koaze.blog113.fc2.com/tb.php/788-27bca357
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)